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Slack代替のMattermostをNetBSD/amd64で使う(セットアップ編)

NetBSD Advent Calendar 2017の10日目の記事です。 はじめに 前回は、Slack代替のチャットプラットフォームである Mattermostの配布用アーカイブファイルを作成するところまでを説明した。 今回は、その配布用アーカイブファイルを使って、インストールし、 日本語のメッセージを全文検索できるようにするまでを説明する。 データベースサーバーの選択とインストール Mattermostは、MySQLとPostgreSQLをバックエンドのデータベースサーバーとして 選択することができる。 しかし、日本語の全文検索が簡単にできるようになるのは、MySQL 5.7を使用 した場合のみである。 MySQL 5.7で新たに搭載された ngram full-text parserを使用するのである。 pkgsrcでは、MySQL 5.7.20を簡単に導入することができる。 以下のように実行すれば良い。 # cd /usr/pkgsrc/databases/mysql57-server # make install # cp /usr/pkg/share/examples/rc.d/mysqld /etc/rc.d # echo "mysqld=YES" >> /etc/rc.conf MySQL 5.7の下準備 MySQL 5.7では、データベースサーバーの初回起動時に、一時パスワードを 提示されるようになっている。 # vi /usr/pkg/etc/my.cnf [mysqld] ngram_token_size=2 # /etc/rc.d/mysqld start Initializing MySQL database system tables. 2017-12-09T05:44:23.256256Z 0 [Warning] Changed limits: max_open_files: 3404 (requested 5000) 2017-12-09T05:44:23.258372Z 0 [Warning] Changed limits: table_open_cache: 1621 (requested 2000) 2017-12-09T05:44:23.260654Z 0 [Warning] …

Slack代替のMattermostをNetBSD/amd64で使う(ビルド編)

NetBSD Advent Calendar 2017の9日目の記事です。 はじめにMattermostと言う チャットプラットフォームがある。これのCommunity Editionは LDAP認証機能がないなどちょっと使いにくい部分はあるのだが、 Linuxでは良い感じに動くのを確認していた。 日本語ユーザーインターフェイスもベータ扱いではあるが、 ほぼ翻訳できていると思う。 Mattermostは、サーバーはGo言語で書かれており、 ビルドにはnode.jsも必要となる。 どちらもGo 1.8以降、node.js 8以降が必要で、 例えばDebian GNU/Linux 9で動かそうとすると、 標準のパッケージマネジメントシステムに収録されている Goとnode.jsはこれよりずっと古いので、ディストリビューションのリポジトリー 以外から新しいバージョンをインストールしなくてはいけない。 その点、pkgsrcであれば、Goは新しいし、node,jsも新しいものを選べる。 また、Mattermostの開発環境には、dockerが必要なように思われるかもしれないが、 別になくてもちゃんと動かすことができる。 以下では、NetBSD/amd64 current上でMattermostのサーバーと ウェブアプリケーションをビルドするまでを紹介する。 実際に動かすまでは、次回に紹介したい。 ビルドに必要なツールを用意する サーバーはGo言語で書かれているため、 pkgsrc/lang/goを インストールする。 以下のように操作すれば良い。 # cd /usr/pkgsrc/lang/go # make install この記事を書いている時点では、go-1.9.2というパッケージがインストールされる。 ウェブアプリケーションは、node.jsでビルドするため、以下のように最新のnode.jsを インストールしておく。 # cd /usr/pkgsrc/lang/nodejs # make install この記事を書いている時点では、nodejs-9.2.0nb1というパッケージがインストールされる。 ウェブアプリケーションのビルドの途中で、node.jsのmozjpegモジュールを インストールすることになる。 このモジュールは、Linuxであ…

NetBSD/amd64 8.0_BETAをConoHa VPSにインストールする

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NetBSD Advent Calendar 2017の8日目の記事です。 はじめに 2015年5月17日以前にConoHaにアカウントを作っていたので、 新しくなったConoHaのVPSを試していなかった。 NetBSDに関しては、NetBSD/amd64 7.1のテンプレートが用意されているようだ。 しかし、NetBSD 8.0_BETAが試せるので、NetBSD/amd64 8.0_BETAを インストールしたいと言うのが人情だと思う。 ConoHa VPSではOpenStackをインフラストラクチャーとして使用しているとのことで、 OpenStack APIを使用することができる。 こう書くと便利なようだが、OpenStack APIを使わないとISOイメージの持ち込みも できないので、逆に不便な気もする。 多数の仮想マシンを展開する場合には、何でもAPIで実行できるのは意味が あると思うのだが、今回はAPIが必要でないものにはAPIを使用しないようにする。 手順を想定する 仮想マシンでないハードウェアにインストールする場合と変わることはないと 思うが、以下のような順序でインストールすることにする。 ISOイメージを用意するISOイメージをマウントするISOイメージから起動させるインストールするシャットダウンするISOイメージをアンマウントする起動させるOpenStack APIを調べてみる それぞれのステップに必要なAPIや操作を調べてみる。 ISOイメージを用意する ISOイメージダウンロードが使用できる。 http等で拡張子.isoのISOイメージファイルのみダウンロードできるとのこと。 ISOイメージをマウントする ISOイメージの挿入(mount) が使用できる。 仮想マシンが停止中のみマウント可能であるとのこと。 ISOイメージから起動させる 仮想マシンの起動は、コントロールパネルのウェブページから可能である。 APIでもできるだろうが、ウェブページからできるので、APIは使用しない。 インストールする インストールは、APIの関係するものではないので、APIは使用しない。 シャットダウンする 仮想マシンのシャットダウンは、NetBSDでshutdown -p nowを 実行すれば良いはずなので、APIは使用しない。 ISOイメージをアン…

安価なPostScriptレーザープリンターLexmark MS312dnをNetBSDから使う(lpd(8)編)

NetBSD Advent Calendar 2017の6日目の記事です。 はじめに 最近は安価にレーザープリンターを購入できるが、さすがにPostScriptレーザープリンターは、なかなか安くは購入できない。 NTT-X Storeで安価にPostScript白黒レーザープリンターであるLexmark MS312dnが8,800円(税込)で購入できた。 ちなみに、これを書いている時点で在庫は残り3台である。 NetBSDからこのレーザープリンターを使ってみた。 lpd(8)を使った場合について書く。 いずれCUPSを使った場合について書きたい。 lpd(8)とlp(1)の使い方 NetBSDに限らず、lpd(8)lp(1)を使う話になってしまうかもしれない。 lpd(8)で印刷する対象として登録する lpd(8)の設定ファイルは、 printcap(5)であり、 編集すべきファイルは、/etc/printcapである。 Lexmark社のウェブサイトから、Lexmark-ADS-PPD-Files.tar.Zをダウンロードし、 展開した内容のうち、 Lexmark_MS310_Series.ppdを、 /opt/share/print/Lexmark_MS310_Series.ppdのように配置しておく。 その上で、/etc/printcapに、以下のように追加する。 lp|lmprinter:\ :lp=:sh:sd=/var/spool/lpd/lp:\ :rm=lmprinter:\ :lf=/var/log/lpd-errs:mx#0:\ :af=/opt/share/print/Lexmark_MS310_Series.ppd: ここで、lmprinterはネットワーク接続されたLexmark MS312dnのホスト名である。 我が家では、 pkgsrc/net/isc-dhcpd4 とNetBSD/amd64 7のbaseに収録されているbindで dynamic DNSを設定しているのだが、Lexmark MS312dnにはうまくホスト名を割り当て できなかった。 そのため、固定でIPv4のアドレスを割り当ててある。 lpd(8)を起動する lpd(8)をデーモンとして…

NetBSD/i386用のRust言語のブートストラップキットを作成する

NetBSD Advent Calendar 2017の5日目の記事です。 はじめに 新しいMozilla Firefoxのビルドには、Rustプログラミング言語のコンパイラーであるrustcと、パッケージ管理プログラムのcargoが必要となっている。 jakllschさんがNetBSD/amd64には移植してくれているので、RustのアップストリームがNetBSD/amd64 7向けのブートストラップキットはビルドしてくれている。 だが、NetBSD/i386 7向けがないと、Mozilla FirefoxをNetBSD/i386でビルドできない。 私はhttps://deuterium.ryoon.net/pub/rust/でnetBSD/i386 7用のブートストラップキット を公開しているが、信頼できるか分からない人の作ったコンパイラーなど使うべきではない。 ここにブートストラップキットの作り方を書いておくので、自分のためのブートストラップキットを作って使って欲しい。 # RustのアップストリームにどうやってNetBSD/i386用をビルドしてもらうように交渉すれば良いのか…。 NetBSD/amd64の環境を用意する NetBSD/amd64 7.0以降の環境を用意する。Rustのアップストリームのビルドしているブートストラップキットが動けばNetBSD/amd64のバージョンは問わない。 ここでは、NetBSD/amd64 7.1の環境があったので、それを使用することにした。 ところで、原理的にはNetBSD/amd64である必要もない。 ある程度POSIX準拠なオペレーティングシステムで、Rustがサポートしブートストラップキットを提供しているアーキテクチャーであれば良い。 次に説明するNetBSD/i386のクロスツールチェインはそこでビルドできるはずである。 NetBSD/i386 7用のクロスツールチェインとユーザーランドをビルドする NetBSDはクロスツールチェインを簡単に生成でき、クロスコンパイルをする準備が簡単にできるのが良い所である。 まず、以下のように実行してクロスコンパイラーなどのツールチェインを作成する。 これは、NetBSD/i386のユーザーランドをビルドするのに使用するだけでなく、Rustブートストラップキットを…

bta2dpd(8)を使って、NetBSDでBluetoothヘッドフォンを使う

NetBSD Advent Calendar 2017の4日目の記事です。 English version is here.はじめに Bluetoothでオーディオを再生するには、以前はbtsco(4)しかなく、 ubt(4)でbtsco(4)を使おうとすると、USBアイソクロナス転送が必要で、 NetBSDのechi(4)やxhci(4)ではアイソクロナス転送はサポートされて いないので、btsco(4)ではBluetoothのオーディオデバイスでは オーディオの録音、再生ができなかった。 しばらく前に、bta2dpd(8)と言うのがnat@によってNetBSD-currentに追加された。 これがxhci(4)で使えるのかが、ずっと気になっていた。 やっと、Jabra MOVE Wireless で試してみた。 結果としては、ubt(4)につないだJabra MOVE Wirelessで再生できた。 Bluetoothの基本的な設定 ペアリングやプロファイルの選択は、btsco(4)の場合と同じであった。 以下のようにすれば良い。 まずは、Bluetooth接続に必要なデーモン等を起動しておく。 以下のように追加する。 # vi /etc/rc.conf bluetooth=YES # /etc/rc.d/bluetooth start configuring Bluetooth controllers: ubt0. starting Bluetooth Link Key/PIN Code manager starting Bluetooth Service Discovery server もし、継続的に使用しないのであれば、以下のようにしても良い。 # /etc/rc.d/bluetooth onestart configuring Bluetooth controllers: ubt0. starting Bluetooth Link Key/PIN Code manager starting Bluetooth Service Discovery server ワイヤレスヘッドフォンをペアリング待ちにした上で、以下のように実行し、 ワイヤレスヘッドフォンのアドレスを取得する。 $ btconfig ubt0 inquiry Device…

How to use bta2dpd(8) with Bluetooth headphone under NetBSD-current

Introduction When USB Bluetooth dongle (ubt(4)) is used, classic Bluetooth SCO Audio (btsco(4)) requires USB isochronous transfer and ehci(4) and xhci(4) of NetBSD-current does not support USB isochronous transfer mode, So I cannot use btsco(4) to play audio under NetBSD-current. Some time ago, bta2dpd(8) was imported to NetBSD-current by nat@. I had not tested bta2dpd(8) and I should test bta2dp(8) with Jabra MOVE Wireless. As a result, I can play audio with ubt(4) and Javra MOVE Wireless. Basic Bluetooth settings How to pairing and selecting profile is as same as btsco(4). Please perform the following steps. At first, run daemon/service for Bluetooth. Please perform the following steps. # vi /etc/rc.conf bluetooth=YES # /etc/rc.d/bluetooth start configuring Bluetooth controllers: ubt0. starting Bluetooth Link Key/PIN Code manager starting Bluetooth Service Discovery server If your Bluetooth connection is temporary, you can perform the following steps instead. # /etc/rc.d/blue…

Facebook Live用のビデオ配信アプライアンス

Facebookはほとんど使わないのだが、 最近はFacebook Liveというリアルタイムビデオ配信の仕組みがあるらしい。 eWeekの記事を見ていたら、 Wowza Launches Professional Streaming Appliance for Facebook Liveという記事が目についた。 Facebook Live専用のビデオ配信用アプライアンスWowza ClearCasterというのが発売されたとのこと。 ビデオ撮影する機器さえ持っていないので、自分が使うことはなさそうだが、技術的には気になる。

archive.orgでMIT Pressの昔の書籍を借りられるようになった

Free: You Can Now Read Classic Books by MIT Press on Archive.orgで知ったのだが、https://archive.org/details/mitpressで、MIT Pressの昔の書籍を借りて読むことができるようになっている。 archive.orgのアカウントで、14日間を期限に貸し出ししてもらえるもの(貸し出しできる最大数が決まっている)と、自由に閲覧できるものがあるようだ。 A FORTRAN Coloring Bookは、貸し出し制限はないようだ。 Landmarks in American civil engineeringは、最大5冊まで貸し出ししてもらえるようだ。 A FORTRAN Coloring Bookを読んでみたが、もちろん古いFORTRANの構文を説明している書籍なのだが、ほぼ全てイラストで解説されていておもしろい。これのCOBOL版があったら読みたい。FORTRANは、Fortran 77を使っていたことがあるので、あまり新しい発見がなかったので。 Landmarks in American civil engineeringは、アメリカの著名な土木構築物の写真を白黒ではあるが見ることができておもしろかった。

GCCの定義済みマクロを一覧する方法

pkgsrcの作業をしていると、そのアーキテクチャーでのCの定義済みマクロ(predefined macros)を一覧したい場合がある。 その方法をいつも検索して調べていたのだが、最近はいつも見ているウェブページではないウェブページがGoogleの検索結果の上位に来ていて、 本当にこれで良かったか不安になってしまうので、ここに書いておく。 http://mkosaki.blog46.fc2.com/blog-entry-232.htmlをいつも参照していていたはずである。 ここでは、 $ cpp -dM /dev/null と言うのが挙げられているが、私は以下のように読み替えている。 $ gcc -E -dM -xc /dev/null | less

Google Fuchsiaのカーネルの名称変更

Google Fuchsiaというオペレーティングシステムが開発中であるが、そのカーネルであるMagentaがZirconと名称変更されたようだ。 結構頻繁にコミットされているようなので、追い掛けてみたいが…

Ubuntu Linux 17.04でCaps LockキーをCtrlキーにする設定

Ubuntu 16.04 CapsLockをControlに置換する方法が、17.04にも当てはまった。 /etc/default/keyboardというファイルにある XKBOPTIONS=""のようになっている行を、 XKBOPTIONS="ctrl:nocaps"のように書き替えて再起動すれば良い。 少なくともNetBSDだと/etc/defaultsディレクトリーのファイルは 直接編集はせずに、 /etcディレクトリーの同じファイル名のファイルを編集して 設定を上書きするのだが、Ubuntu Linux 17.04ののkeyboard(5) man pageによると、 これは直接修正するもののようだ。 /etc/default/keyboardファイルは、コンソールとX Window Systemの 両方に効果を持つファイルとのことだが、 X Window Systemでだけ有効になれば良いのであれば、ログアウトしてログインし直せば良いようにも見える。

Microsoft Officeの32ビット版と64ビット版が共存できるか?

Microsoft Office 2010の32ビット版と64ビット版が同時にインストールできるかと言うと、同時にインストールすることはできないのだが、根拠がいつもどこにあったのか忘れてしまうので、ここに書いておく。 Compatibility Between the 32-bit and 64-bit Versions of Office 2010に、FAQの節があって、Can I install 64-bit and 32-bit versions of Microsoft Office side-by-side?という質問に対してNo.と回答されている。

Ubuntu Linux 17.04を使い始めた理由

Windowsマシンでないとできないと思っていたことのうち、 以下は、Ubuntu Linux 17.04とそれにデフォルトでインストールされている Firefox 55.0.2 (Mozilla Firefox for Ubuntu canonical-1.0)で可能であった。 Netflixのストリーミングビデオの視聴 Amazon.co.jp Prime Videoのストリーミングビデオの視聴 Adobe Flash Playerによる放送大学の学生向けストリーミングビデオ/ラジオの視聴 いつの間にかLinuxも便利になったものだ。

古くからのConoHa VPSユーザーなのだが

ConoHa VPSにアカウントを作ったのは、どうやら2013年7月21日だったらしい。 そして、2015年5月17日以前にアカウントを作った人は、ConoHaカードによるクーポンチャージを使用できないらしい。 この古いアカウントから新しいアカウントへの変換方法を探していたのだが、どうやらそういう経路はないっぽい。 なので、新しくアカウントを作るしかないようだ。古いアカウントだと古いタイプの仮想マシンしか作れないのだが、 さすがに今から新設したら迷惑だろう。 と言うか、ConoHaカードを使う必要があるので、新しいアカウントを作る以外の方法はないだろう。

DragonFly BSD 4.8.1のリリース

すっかり前になってしまったが、2017年8月2日にDragonFly BSD 4.8.1がリリースされていた。 まだ手元で動かしてはいないのだが、変更点のうち気になったものを書いておく。 http://lists.dragonflybsd.org/pipermail/commits/2017-August/626150.htmlの抜粋である。 i915向けのDRMKMSサポートが、Linux 4.7.10ベースになったカーネルにNXビットサポートが追加されたPTHREAD_STACK_MINの値が変更されたワールドとカーネルが確実にCロケールでビルドされるようになったFreeBSDからvirtio_scsi(4)デバイスドライバーが移植されたem(4)デバイスドライバーで、MSIがデフォルトで有効になった Linux 4.7.10ベースのDRMKMSサポートはうらやましい。

Debian Linux/amd64 9.1をUSBメモリーにインストールし、カスタマイズされたLinuxカーネルを使う

普段は、NetBSD/amd64-currentを使用しているのだが、WindowsかLinuxでしか動かないデバイスを使ってみたり、どういう挙動をしているのか確認する際には、Linuxを一時的に起動させたい。 その際には、printkをいくつも追加してビルドしたLinuxカーネルで起動させたい。 USBメモリーまたはUSB HDDにDebian Linuxをインストールする NetBSDだと、build.sh live-imageで、そのままgzcatとddコマンドで書き込めるXも含まれた環境のイメージファイルが作れるので、あるマシンで一時的にNetBSDを起動させようと言う場合には、非常に助かっている。 同じようにLinuxでもライブイメージを探してみたのだが、カーネルをISO 9660イメージの中に含めていて置き換えが難しいものしか見つからない。 確かにあっても、ルートディスクデバイスを決め打ちするので、あまり汎用性はないかもしれないが…。 Debian Linux/amd64 9.1を以下のような手順でインストールすれば、1台目のUSBメモリーやUSB HDDでどのマシンでも起動できるので、書いておく。 Debian Linux/amd64 9.1のライブイメージをダウンロードする(今回はXFCE版を使用した)ダウンロードしたイメージファイルをDVD-Rに書き込むDebian Linux/amd64 9.1をインストールしたいUSBメモリーやUSB HDDをマシンにつなぐ書き込んだDVD-RからDebian Graphical Installerを起動させる(USB接続のDVD-ROMドライブで良い)USBメモリーやUSB HDDにインストールするDVD-Rをドライブから抜き、あるいは、DVD-Rドライブを外して、USBメモリーまたはUSB HDDから起動させる USBメモリーにダウンロードしたイメージファイルをddコマンドで書き込んでインストールする方が速いし楽なのだが、そうすると、grub.cfgを後で手修正しないといけないので、DVD-Rにしておくのがお勧めである。 Linuxカーネルをビルドする Debian Linux 9.1では、linux-packageというパッケージはなくなっているようだが、それを使ったウェブページばかり検索されてくる…

NetBSDでwpa_supplicantを使ってWEPでWi-Fi接続する場合

NetBSDでWEPでWi-Fi接続する場合には、ifconfig(8)コマンドを使えば簡単なのだが、 wpa_supplicantを使っても接続してみたい。 まず、ifconfig(8)を使った場合を書いておく。run(4)なWi-Fiアダプターを使う場合である。 # ifconfig run0 ssid [SSID名] nwkey [パスフレーズ] # dhcpcd run0 同じことをwpa_supplicantを使って設定する場合を書いておく。 $ cat ~/wpa_supplicant.conf ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant ctrl_interface_group=wheel network={ ssid="[SSID名]" scan_ssid=1 key_mgmt=NONE # WEP wep_tx_keyidx=0 wep_key0="[パスフレーズ]" } # wpa_supplicant -d -i run0 -c ~/wpa_supplicant.conf # dhcpcd run0 今さらWEPもないはずなのだが、必要な時はあるので、書いておいた。

FreeBSD 11.1のリリースとALPS GlidePoint

PS/2接続のALPS GlidePointがどう動くのかを知りたくて、 NEC VersaPro JVF-7にリリースしたてのFreeBSD/amd64 11.1 RELEASEをインストールしてみた。 結果として、xf86-input-synapticsでProtocol "alps"で動かすことは できなかった。 他には、pkgコマンドでX.orgをインストールすると、llvm 4.0がインストール されてしまうのが気になった。 baseにllvm 4.0が含まれているのに、重複してしまうのは、あまり面白くない。

Windows 10でインストールされているフォントをPowerShellで一覧する

Windows 10でインストール済みのフォントの一覧をテキストファイルで得たい用事があった。 こんな簡単なことなのだが、ぴったりの例を探すことができなかった。 ちゃんとPowerShellを体系的に理解しないといけないが、以下のようにすれば動く。 [void] [system.reflection.assembly]::loadwithpartialname("system.drawing") (new-object system.drawing.text.installedfontcollection).families.name | out-file fonts.txt http://codegists.com/snippet/powershell/displayallfontsps1_matthewjberger_powershell が参考になった。

NetBSDのdate(1)コマンドは、なぜデフォルトでは分かりにくい結果を返すのか?

はじめに NetBSDでLANG=ja_JP.UTF-8な環境で生活しているが、date(1)コマンドを 実行すると、分かりにくい結果の文字列が返って来るのがなぜなのか ずっと気になっていた。 $ date 月 7月 10 21:00:41 JST 2017 やっと重い腰を上げて調べてみたので、結果を書いておく。 date(1)のソースコードを見てみるsrc/bin/date/date.cに出力の処理は書かれているようである。 特にフォーマットを指定しない場合の出力フォーマットを決めている箇所を 探すと、以下の箇所が見付かった。141行目である。 132 if (!rflag && time(&tval) == -1) 133 err(EXIT_FAILURE, "time"); 134 135 136 /* allow the operands in any order */ 137 if (*argv && **argv == '+') { 138 format = *argv; 139 ++argv; 140 } else 141 format = "+%a %b %e %H:%M:%S %Z %Y"; 142 143 if (*argv) { 144 setthetime(*argv); 145 ++argv; 146 } どうやら、ロケールの標準値を指定する等ではなく、私が見やすくないと思っていた フォーマットで決め打ちになっている。 POSIXの規格を見てみる POSIX(これはIEEE 1003.1-2008のことであって、Open Groupのウェブサイトで公開されているものと思っている)の規格の内容を調べてみると、date(1)コマンドに関する最新版…

Windows 10 home Creators UpdateでCAPSキーをCTRLキーにする

Microsoft Windows 10 homeをインストールしているマシンがあるのだが、CAPSキーをCTRLキーに置き換えて使用している。 以下のような内容をcaps2ctrl.regと言うファイル名で保存し、ダブルクリックでregedit.exeで書き込むば良い。 REGEDIT4 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout] "Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,02,00,00,00,1d,00,3a,00,00,00,00,00 どこで入手したのか原典が分からなくなってしまっているが、Microsoft Windows 10 home Creators Updateで動いている。

NetBSD/evbearmv7hf-el VEXPRESS_A15カーネルをqemu-system-armで動かす

Jared McNeillさんがNetBSD/evbarmのVEXPRESS_A15カーネルをqemu-system-arm -M vexpress-a15で動かせるようにしてくれた。 fdt(4)を使うようになったのが注目点なのかもしれないが、私としてはqemuのSDカードエミュレーションがNetBSDから使えるようになったことに注目している。 以前、INTEGRATOR_CPカーネルやGUMSTIXカーネルを起動させた際には、SDカードコントローラーの想定しない状態変化をNetBSDが設定しようとしてエラーになり、使えなかったような記憶があるためだ。 INTEGRATOR_CPカーネルやGUMSTIXカーネルは後ほど試してみるとして、まずはhttp://mail-index.netbsd.org/port-arm/2017/06/02/msg004154.htmlにある内容をやってみた。 qemuは、pkgsrc/emulators/qemuからインストールしたqemu-2.9.0nb1であり、ホストはNetBSD/amd64 8.99.1である。 まずは、以下のように実行し、最新のevbearmv7hf-elのreleaseディレクトリーを用意する。場所は、/usr/world/8.99/evbearmv7hf-el/releaseにする。 $ cd /usr/src $ cvs up -dPA $ ./build.sh -U -O /usr/world/8.99.1/evbearmv7hf-el/obj -T /usr/world/8.99.1/evbearmv7hf-el/tools -D /usr/world/8.99.1/evbearmv7hf-el/destdir -R /usr/world/8.99.1/evbearmv7hf-el/release -u -x -j 4 -m evbearmv7hf-el release 次に、作業用ディレクトリーを作り、必要なファイルを用意する。注意事項としては、dtbファイルは最新のNetBSD-currentではbuild.shの実行の中で生成されるので、pkgsrcからインストールする必要はない点がある。 $ mkdir ~/tmp $ cd ~/tmp $ cp /usr/world/8…

NetBSD/amd64 8.99.1 on dynabook R73/U

ちょっと古いマシンになるがdynabook R73/Uを使う機会があったので、NetBSD/amd64 8.99.1を起動させてみた。 起動は、build.sh live-imageで作成したUSBメモリー用のライブイメージファイルを使用した。 以下について、動作確認した。 NetBSDに附属のX Windows SystemはVESAビデオドライバーでフルHD表示が可能。Wi-Fi機能は、iwm(4)で使用可能。5GHz帯も使用可能。 Copyright (c) 1996, 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017 The NetBSD Foundation, Inc. All rights reserved. Copyright (c) 1982, 1986, 1989, 1991, 1993 The Regents of the University of California. All rights reserved. NetBSD 8.99.1 (GENERIC) #0: Thu Jun 15 16:51:16 JST 2017 ryoon@brownie:/usr/world/8.99/amd64/obj/sys/arch/amd64/compile/GENERIC total memory = 4017 MB avail memory = 3879 MB cpu_rng: RDSEED timecounter: Timecounters tick every 10.000 msec Kernelized RAIDframe activated running cgd selftest aes-xts-256 aes-xts-512 done timecounter: Timecounter "i8254" frequency 1193182 Hz quality 100 TOSHIBA dynabook R73/U (PR73UFAA437AD81) mainbus0 (root) ACPI…

NetBSD/amd64 8.99.1 on VAIO S13

前回は、インストール用のUBSスティック用イメージでNetBSD/amd64 7.99.70を起動させたが、ただ起動させただけであまりどうさ検証はできんなかった。 今回は、build.sh live-imageで作成したXも起動できる環境でテストしてみた。 結果としては、以下のようになった、 X Wndow Systemは、VESAドライバーでフルHDでの表示ができた。Wi-Fi機能は、iwm(4)動作する。5 GHz帯も使える。オーディオ機能は未検証。 Copyright (c) 1996, 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017 The NetBSD Foundation, Inc. All rights reserved. Copyright (c) 1982, 1986, 1989, 1991, 1993 The Regents of the University of California. All rights reserved. NetBSD 8.99.1 (GENERIC) #0: Thu Jun 15 16:51:16 JST 2017 ryoon@brownie:/usr/world/8.99/amd64/obj/sys/arch/amd64/compile/GENERIC total memory = 3894 MB avail memory = 3759 MB cpu_rng: RDSEED timecounter: Timecounters tick every 10.000 msec Kernelized RAIDframe activated running cgd selftest aes-xts-256 aes-xts-512 done timecounter: Timecounter "i8254" frequency 1193182 Hz quality 100 VAIO Corporation VJS131 (Reserved) mainbus0 (root) A…