この記事は、NetBSD Advent Calendar 2017の12日目の記事です。 すっかり遅くなっていますが、代わりに投稿できるようになっていたので、 勝手に投稿してしまいます。 あまりNetBSDにもpkgsrcにも直接関係ないような気もしますが…。
はじめに
Two Factor Authenticationは、二段階認証と日本語訳されているようです。 qiitaでも、この二段階認証を使ってログインできるようになっています。
普通は、Google Authenticatorのようなスマートフォンで使用できる
ソフトウェアを使って、二段階認証のワンタイムパスワードを
生成すると思います。
しかし、pkgsrcにもsecurity/2fa
と言う
パッケージで、コマンドラインのプログラムが用意されています。
これは、https://github.com/rsc/2fa
で公開されているものをパッケージにしたものです。
Go言語で書かれています。
これを使ってqiitaにログインしてみました。
2faコマンドのインストール
Goコンパイラーが動くアーキテクチャーである必要があります。 私はNetBSD/amd64を使っているので、無事にビルドできました。 以下のように操作します。
$ cd /usr/pkgsrc/security/2fa
$ make install
これで/usr/pkg/bin/2fa
というコマンドがインストールされました。
二段階認証を設定する
二段階認証の設定ページより、QRコードの代わりに、テキストでキーを表示させます、
ここでは、abc123
と表示されたと仮定します。
$ 2fa -add qiita
2fa key for qiita: abc123
これで、準備は整いました。
初回のワンタイムパスワードを生成してみます。
ここで、qiitaは時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)を受け付けて
くれるようです。
$ 2fa qiita
123456
これで、123456
と言うワンタイムパスワードが得られました。
これを、qiitaのページに入力します。
二段階認証でログインする
一度ログアウトして、二段階認証を使ってログインしてみます。 ユーザーIDとパスワードを入力した後、ワンタイムパスワードが求められる ようになっています。
$ 2fa qiita
234567
のように実行し、この例であれば、234567
を入力してください。
まとめ
qiitaで、時間ベースのワンタイムパスワードを使用して二段階認証でログインしました。 ワンタイムパスワードはNetBSDの環境で生成することができました。
時間ベースのワンタイムパスワードの生成に限りませんが、端末の時刻はNTP等で 合わせておくようにしましょう。
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