「星宝転生ジュエルセイバー」の素材を利用する場合について考えてみた

「星宝転生ジュエルセイバー」というスマートフォン向けのゲームがあって、そのサービス終了時に利用規約にあるような条件で、 二次利用ができることになっている。 とは言っても、jewel-s.jpというドメインは、既に元の所有者である株式会社ブリリアントサービスの所有ではないようだし、株式会社ブリリアントサービスは Cognizantに買収されて、現在はコグニザントジャパンというCognizantの日本法人になっているようで、brilliantservice.co.jpのドメインも他の人に取得されている。

二次利用できるコンテンツはjewel-s-free101j.zipというファイルに含まれている内容であり、利用規約を読む限りでは、このZIPファイルの再配布に制限はなさそうだ。 開発に関与した有川光太さんという方の「noteはじめました」という記事でも、このZIPファイルの再配布に制限は ないと書いているし、まあ普通に読めば再配布には問題ないと理解できる文章であると思って良いように思われる。 その中のreadme.txtにある内容は、項番4以外は簡単に満足させられる。 項番4は以下のようになっている。

4.事後の報告を欠いた利用
「フリーコンテンツ」を利用した作品の公開から4週間以内の報告が必要となります。専用報告フォーム (https://docs.google.com/a/brilliantservice.co.jp/forms/d/1N4xCA6lY_5d_pNC0TSLJMg-GqJyY2jDhmOvegN1QRjU/viewform)への事後報告をしてください。

簡単に満足させられないというのは、この「専用報告フォーム」が、2021年8月10日時点、既に存在しないという点である。

「星宝転生ジュエルセイバー」には公式Twitterアカウントがあって、当然、既に更新などされていないのだが、それを見てみると、 https://twitter.com/jewelsavior/status/636487745360162816というtweetがある。 これによると、@jewelsaviorにメンションして、ゲーム名とその運営者が分かるユーザー名を連絡すれば良いとの記述がある。 元々は、公開で利用の許諾を得ていることを宣言するためのものだったようだが、今はこれしかないので、これで報告するのが項番4を満足させる唯一の方法であるように思われる。 実際、結構な数のメンションがこのtweetに連なっている。

web.archive.orgでjewel-s.jpを見てみると、以下のようにQ&Aが書かれている。

どんな形で報告すれば良いでしょうか?
「書籍に利用」「ゲームアプリに利用」「イベントフライヤーに利用」などの簡素な報告で問題ありません。 ただし、作品が公に発表される類のものである場合は作品を確認するための情報を添えて下さい。 Web上に作品を紹介したり販売するためのページがある場合はURLを、Webでの確認が難しい場合は販売・発表の場所や販売元等の情報をお願いします(個人間やクローズドな組織内での利用等、公にはしない類のものであれば不要です)。

これに従ってメンションするので良いと考えて良さそうだ。 これで、どこかで発表する資料でこの素材を使うことはできそうだ。

本当は、コグニザントジャパンに問い合わせて項番4を取り消してもらえれば良いのだろうが…。

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