グループポリシーでWindows Updateを管理されているPCで、Microsoftのサーバーに接続してWindows Updateする

Active Directoryで管理しているWindows 10 ProのPCで、自前で用意しているWindows Server Update Services (WSUS)のサーバーにのみ接続させ、 適用させたい更新のみを配布したいというのは理解できるが、 Windows Updateで配布されているデバイスドライバーにアップデートしたい場合がある。 ちゃんと理由は調べてはいないが、IntelのWi-Fiアダプターを搭載したラップトップで、新しいiPhoneのWi-Fiホットスポットにつなごうとするとき、古いデバイスドライバーだと SSIDが見つからない場合があった。 Intelは最新のデバイスドライバーを自社ウェブサイトで配布するのは止めてしまっているし、ラップトップのメーカーも最新のものを配布していないことが多い。 そうすると、Microsoftの提供するWindows Updateのサーバーに接続しないといけない。 まあ、本当は管理しているマシンに必要な最新のデバイスドライバーはWSUSで配信できるのだと思うので、ちゃんと管理して欲しいのだが。

いずれにしても、一時的にMicrosoftの提供するWindows Updateのサーバーに接続しないといけない。 その際には、勝手に最新のWindows 10のFeature Updateにアップグレードしないようにして、WSUSではなくMicrosoftのWindows Updateサーバーに接続するようにしないといけない。

指定したFeature Updateに留まるには、以下のように管理者権限のコマンドプロンプトで実行し、レジストリーに設定すれば良い。 ここでは、21H1のFeature Updateに留まるように設定している。

> REG ADD HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v TargetReleaseVersion /t REG_DWORD /d 1 /f
> REG ADD HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v TargetReleaseVersionInfo /t REG_SZ /d 21H1 /f

その上で、HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU\UseWUServer1になっているのを 0にしてやれば良い。デバイスドライバーが最新になったら、REG ADDした2つの値は削除し、UseWUServerの値は0に 戻しておけば良い。

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