はじめに
GnuPGを使っているが、積極的に電子メールに署名も暗号化もしていないので、あまり役立てているとは言えないかもしれない。 利用しない理由は、PGPを使っている相手が少ないというものである気がするが、本当は特に署名したい内容も暗号化したい内容も書いていないからかもしれない。 最も利用しているのはファイルの暗号化であり、それを共有するということである。
しかし、鍵をきちんと公開しておきたい気持ちはある。 もう放棄しようとしているインターネット・サービス・プロバイダーの提供する電子メールアドレスについてはどうでも良いが、利用している独自ドメインの電子メールアドレスでは探せるようにしておきたい。 DNSSECを採用する予定はないので、Internet Draft draft-koch-openpgp-webkey-service-22であるOpenPGP Web Key Directory (WKD)を採用してみた。
鍵情報を生成する
どういう仕組みなのかというのは、どこかで解説されているだろうから省略して、実際の手順を書いておく。 まず、gnupg2パッケージをインストールしておく。
# cd /usr/pkgsrc/security/gnupg2 # make install
WKDの様式に従った鍵情報を配置するディレクトリーを作成する。
$ mkdir -p wkd/.well-known/openpgpkey
今回ターゲットとするのは1つの電子メールアドレスだけなので、絞り込んで作成する。
他は自分のドメインではないので、作成してもそもそも探しに来てはもらえないだろう。
gnupg2パッケージに含まれているgpg-wks-clientコマンドがうまく生成してくれる。
とりあえず、電子メールアドレスとドメインだけ、spamを防止するためにマスクしておく。
$ gpg --list-options show-only-fpr-mbox --list-key MYUSER@MYDOMAIN | grep MYUSER@MYDOMAIN | gpg-wks-client -v --install-key --directory wkd/.well-known/openpgpkey gpg-wks-client: using key with user id 'MYNAME <MYUSER@MYDOMAIN>' gpg-wks-client: directory 'wkd/.well-known/openpgpkey/MYDOMAIN' created gpg-wks-client: directory 'wkd/.well-known/openpgpkey/MYDOMAIN/hu' created gpg-wks-client: policy file 'wkd/.well-known/openpgpkey/MYDOMAIN/policy' created gpg-wks-client: key 82A2DC9176E0A10A8ABBFD1BF40427FAC7D115F3 published for 'MYUSER@MYDOMAIN'
どのように生成されたか確認してみる。これをhttps://openpgpkey.mydomain/.well-known/openpgpkey/MYUSER@MYDOMAIN/hu/tfjzips9n54e1w4edgiska367yec1bkh?l=ryoとしてアクセスできるように公開すれば良い。
$ find wkd wkd wkd/.well-known wkd/.well-known/openpgpkey wkd/.well-known/openpgpkey/MYUSER@MYDOMAIN wkd/.well-known/openpgpkey/MYUSER@MYDOMAIN/hu wkd/.well-known/openpgpkey/MYUSER@MYDOMAIN/hu/tfjzips9n54e1w4edgiska367yec1bkh wkd/.well-known/openpgpkey/MYUSER@MYDOMAIN/policy
wkd.dp42.devで確認できる。
この場合、Content-Typeはapplication/octet-streamにしておくべきであるようだった。
GnuPGのwikiページによると、Thunderbird 128以降はWKDを使って公開鍵を取得できるようだ。 Thunderbird 158.8.1はビルド待ちなので、今度試してみたい。
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