ユーザー認証付きのHTTPプロキシーサーバーを経由しないと、どこにも行けないネットワークで生活しないといけないことがある。
そんな環境でもRubyスクリプト(実際にはJRubyで動かすことが多い)でWWWにアクセスしなくてはいけないことがある。
RubyのURI.parse
が呼ばれると、
URI::InvalidURIError: bad URI(is not URI?)とエラーになってそもそもWWWにアクセスしに行かないことがある。 これは、ユーザー認証付きのHTTPプロキシーサーバーのパスワードに使えないはずの文字が設定されているためである。 私の環境の場合にはWindowsのActive Directoryの認証情報と連携しているので、Windowsのログオンパスワードとして 良かれと思って記号を使っていると、遭遇してしまうことがある。
では、どのような文字をパスワードとして使用するのを避ければ良いのだろうか? RFC2396であるUniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntaxによると、 以下のように書かれている。
The user information, if present, is followed by a commercial at-sign "@". userinfo = *( unreserved | escaped | ";" | ":" | "&" | "=" | "+" | "$" | "," )つまり、セミコロン、コロン、アンパサンド、イコール、プラス、ダラー、カンマ以外は使えないようだ。 いまいち
escaped = % hex hex
の場合がどうなるのか分からないが…。
とりあえずは、これら以外の記号は避けてActive Directoryにパスワード登録するのが良さそうだ。