CLIP STUDIO PAINT EXのフィルタープラグインとVisual Studio Community 2017

はじめに

http://www.clip-studio.com/clip_site/download/clipstudiopaint/cspsdk にCLIP STUDIO PAINT EXのフィルタープラグインSDKと言うのがあって、 CLIP STUDIO PAINT EXにC++で独自のフィルターを書けるようになっている。 まあ、CLIP STUDIO PAINT EXとのインターフェイスの部分だけC++であれば、 別に全てをC++で書く必要はないだろう。

Visual Studio Community 2017でビルドしてみる

文書によると、フィルタープラグインはVisual Studio Expressではビルドできないそうである。 これは、実際に附属のサンプルをビルドしてみれば理由は簡単に分かった。 MFCが必要なのである。 なので、Visual Studio Community 2017ではMFCをインストールしておけば 問題なくビルドできる。

ライセンスの考察

SDKのライセンス上、自作のフィルタープラグインをオープンソースな ソースコードを再利用できるか、オープンソースで開発できるか考えてみる。

copyleftなライセンスだと、SDK付属のヘッダーファイルとは混ぜられないし、SDKの再発明は禁止されているので、copyleftなライセンスのコードは採用できないだろう。 copyleftなライセンスの場合には、フィルタープラグインの配布はセルシス社のプラットフォーム上に限定されているので、 そもそもソースコードの配布ができるのかを確認しておかないといけないと言う課題もある。 現実的に考えて、copyleftなライセンスなソースコードを再利用するのは無理であろう。 BSDライセンスやMITライセンス等であれば、外部のソースコードを再利用することも可能だろう。

ソースコードを公開するとしたら、SDK由来のコード(ヘッダーファイル等)は含めることができないのは間違いない。 その上で、セルシス社のプラットフォーム上でソースコードを公開できるのかどうかに、ソースコードを公開できるかは依存していると考えられる。 現実的ではないような気もする。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

ハトリ・マーシャル株式会社を探る (その後)

前回 は、ハトリ・マーシャルが短資会社になったところまでを書いた。 今回は、その後の話題に触れたい。 短資会社となった後に、ハトリ・マーシャルが大きく活躍したような記事はあまり見付けることができなかった。 そもそも短資会社や外為ブローカーについての情報が少な...