エレコム製の ハードウェア暗号化USBメモリーMF-ENU3A32GBKと言うのがあって、 Windows 10 Pro 21H2 64ビット版の環境で利用できる。 このUSBメモリーは、AESで暗号化する機能をハードウェアとして実装しており、USB CD-ROMとして認識される読み取り専用のパーティションに格納されたソフトウェアを 使ってパスワードを入力することで、USBリムーバブルディスクがインサートされた状態になり、読み書きができるようになる。 他にも、内容を全て削除してパスワードも初期化をする機能や、USBリムーバブルディスクを読み取り専用にする機能もある。 試してはいないが、macOS用のソフトウェアも、同じUSB CD-ROMのパーティション内に配置されており、macOSからでも利用できるはずである。
このMF-ENU3A32GBKが3台あって、いずれもProductVersion: 400というバージョンになっていた。そして、これはメニューの操作ではエラーになりファームウェアをアップデートできなかった。 これを最新版であるProductVersion: 520にする方法を記載しておく
Startup.exe
を実行して、ファームウェアのアップデートをしようとすると、下図のようなエラーになってしまう。
どうやら、違う製品のファームウェアをインストールしようとして失敗しているように見える。
良く見ると、問題なくファームウェアをアップデートできたMF-ENU3A04GBKやMF-ENU3A08GBKとは違い、MF-ENU3 ソフトウェア更新内容ではなく、ソフトウェア更新内容/Software UpdateというURIにPLM30という文字列の入った変更履歴ページへリンクされている。
1つ目の図にあるように、エレコムのブランドで販売されていたが、実際には子会社になったハギワラソリューションズの製品のようだ。
そこで、ハギワラソリューションズのウェブサイトを見ていると、セキュリティUSBのページ
というウェブページがあり、修復ソフトのダウンロード先が案内されている。エレコムの製品Q&A 5152番
が案内される。
しかし、実際にはそこから更に新しいファームウェアへのアップデーターエレコムの製品Q&A 7117番
へのリンクがあり、そこでProductVersion: 520にするためのアップデーターENU3A_Update_v520.zip
がダウンロードできる。
このZIPアーカイブファイル中のSoftwareWriter.exe
を実行すると、ファームウェアを最新化し、読み取り専用パーティションの内容もSecurityUSB.iso
の内容に更新された。
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