メッシュWi-Fi的なものを自分でやってみようと思って、olsrd2を使ってみたのだが、ちゃんとneighborsを見付けて接続できたのかが分かりにくかった。 私は結局複数のWi-Fiアクセスポイントを運用するのは止めることにしたので、olsrd2を動作確認以上には利用していないのだが、 折角なので、neighborsを見付けて接続できたか確認する方法だけ書いておきたい。
olsrd2はtelnet経由で少なくとも状態を確認できるようになっている。しかし、デフォルトでは2009番ポートが割り当てられていてlocalhost以外からは接続できないようになっているようだ。 各アクセスポイントにログインして確認するのは面倒である。 まずは、localhost以外からもtelnetでログインできるようにする。
そのためには、設定ファイルを書くのが楽なように思われる。コマンドラインでも指定できるようだが、少なくともどのオプションが必要なのか見極めるためにいろいろ試している段階では、
設定ファイルを書いた方が記録が残るという意味でも良いように思われる。設定ファイルを指定してolsrd2を起動するには、設定ファイルのファイル名がolsrd2.confだとしたら、
olsrd2 --load olsrd2.conf
のように実行する。このように起動すると、自動的にデーモンにはならないので、何度も設定ファイルを書き変えて試行している段階では
操作しやすい。
$ cat olsrd2.conf [telnet] acl default_accept bindto 192.168.1.2 port 2009
ここで、192.168.1.2
は、そのWi-FiアクセスポイントのIPアドレスで、設定・確認作業をしている端末から見えるIPアドレスを指定する。
その設定・確認用の端末からは、telnet 192.168.1.2 2009
のようにログインして操作しても良いのだが、readline的なものもないので操作性が悪い。
NetBSD 9.99.80であれば、nc
コマンドがbaseに含まれているので、以下のようにすれば良い。ここで/
を付けているのは、
表示後にtelnetのセッションを残しておきたくないためである。
$ echo /nhdpinfo json link | nc 192.168.1.2 2009
これで、空ではないJSONが表示されれば、neighborsが検出されている。
うまく行かない場合には、olsrd2.conf
で[interface=eth0]
のように、neighborsと通信できるネットワークインターフェイスを指定しておくと良いだろう。
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