NetBSDでNode-REDを使ってみる

これは、NetBSD Advent Calendar 2020の16日目の記事です。

はじめに

IoT関係でのローコードプラットフォームとしてNode-REDというのがあります。 我が家にはIoTデバイスはないのですが、ウェブブラウザーでプログラミングできるというのは、いつでも面白いコンセプトです。 うまく行った例を私は知りませんが…。 今回はNetBSDでNode-REDを使ってみました。

Node-REDをインストールする

Node-REDは、Node.jsで書かれたプラットフォームです。 pkgsrcはNode.jsのパッケージを扱う定番のやり方を確立できていないので、pkgsrcのパッケージにはなっていません。 Node.jsとnpmはpkgsrcパッケージになっています。 以下のようにインストールして行きましょう。

# cd /usr/pkgsrc/lang/nodejs
# make install
# cd /usr/pkgsrc/lang/npm
# make install

ここまでで、Node.jsとnpmはインストールできました。 次にNode-REDをインストールします。

$ mkdir ~/nodered
$ cd ~/nodered
$ npm install --unsafe-perm node-red

これで、Node-REDをインストールできました。 次に起動させてみましょう。

$ cd ~/nodered
$ ./node_modules/.bin/node-red

ローカルホストのFirefoxで、http://localhost:1880/ を開くと、Node-REDの画面を開くことができます。 これは、http://localhost:1880/testにGETを発行すると、ステータスコード201を返すプログラムになっています。 Deployボタンを押して、実行してみましょう 。

$ telnet localhost 1880
Trying ::1...
telnet: Connect to address ::1: : Connection refused
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
GET /test

HTTP/1.1 201 Created
X-Powered-By: Express
Access-Control-Allow-Origin: *
X-Content-Type-Options: nosniff
Content-Type: application/json; charset=utf-8
Content-Length: 2
ETag: W/"2-vyGp6PvFo4RvsFtPoIWeCReyIC8"
Date: Wed, 23 Dec 2020 10:48:59 GMT
Connection: close

{}Connection closed by foreign host.

Node-REDの一部の機能しか試していませんが、NetBSDでもNode-REDを実行し開発することは可能なようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

NetBSD上のFirefox 124.0.1で、ClearKey EMEの動作確認をする

pkgsrc/www/firefoxをbuildした後に確認している事項として、ClearKey EMEを利用できるか試している。 以下の2つで、映像と音声が再生できれば問題ないはずと思っている。 dash.jsのClearkey DRM instantiati...