はじめに
しばらくNetBSDを使っているのだが、あくまでユーザーで、自分が使う環境を整備する程度しかNetBSDには貢献できていないように思う。 pkgsrcも自分で使うプログラムをパッケージングするというのを越えて取り組めていないような気もする。
NetBSDに興味を持ってくれる人は少ないように思うが、そもそも魅力がないとか興味がないとかいうのを除けは、どういう課題があるのか分からないから 参入しようという人が少ないという面も少なからずあるのかもしれないと思う。
私のアイデアリストから、こういうものが実現されていてくれたらおもしろいのに、と思っているものを挙げておきたい。 まあ、本当は自分で取り組めは良いのだが、知識も経験も不足しているので、すぐには無理であろう。 誰か取り組んでもらえないかな…。
feature requests
順不同で記載する。 まあ、重要度などという指標は全く考慮していない。 どれも、私が実現されたら面白いな、私の役に立つなと思ったものを挙げているだけである。
- Linuxの最新のDRM/KMSドライバーをNetBSDl-currentに移植する。--- Intel/Nvidia/AMDのGPUを少なくともサポートして欲しい。
- xhci(4)でアイソクロナス転送をサポートする。--- uaudio(4)などを使うのに欲しい。
- Video4Linux2サポートを最新のLinuxに追従する。--- FirefoxやChromiumでのWebRTCサポートがより新しいV4L2を前提としてvideo captureできないので。
- libmで不足している関数を完備する。
- VMware Workstation Playerの共有フォルダー機能をゲストとして使うファイルシステムをサポートする。
- VMware ESXiで使われていvmfsファイルシステムをサポートする。
- VIrtualBoxの共有フォルダー機能をゲストとして使うファイルシステムをサポートする。
- VirtualBoxのホストとしてNetBSD/amd64をサポートする。
- cramfsをサポートする。--- LinuxにあるCompressed Rom File System
- NTFSを読み込み、書き込みできるようにサポートする。
- exFATをサポートする。--- 特許の問題はある。
- USB 3.0 debug portのホスト側のサポートを書く。
- efiboot (bootloader)でuftdi(4)やuplcom(4)をサポートする。--- 新しいRS-232Cの内蔵されていないPCでもシリアルコンソールをbootloader時点から使いたい。
- NetBSD/evbriscv32 --- 32ビットのRISC-V CPUを搭載した評価ボードのポート。qemu-system-riscv32に移植することから始められるのではないか。
- NetBSD/evbriscv64 --- 64ビットのRISC-V CPUを搭載した評価ボードのポート。qemu-system-riscv64に移植することから始められるのではないか。
- NetBSD/microblaze --- XilinxのMicroBlaze CPUを搭載した評価ボードのポート。qemu-system-lmicroblazeに移植することから始められるのではないか。
- NetBSD/evbxtensa --- TensilicaのXtensa CPUを搭載した評価ボードのポート。qemu-system-xtensaに移植することから始められるのではないか。
- NetBSD/evbor1k --- OpenRISC 1000を搭載した評価ボードのポート。qemu-system-or1kに移植することから始められるのではないか。
- qemuのNVDIMMをsupportする。 --- 不揮発性DIMM
- evdevをサポートする。 --- LinuxやFreeBSDにあるevdevのサポートをwscons(4)を並列してして欲しい。
- wscons(4)で、マルチタッチをサポートする。 --- Microsoft Precision TouchPadやUSB touchscreenではmulti touchの信号を出力できる。
- VMware PVSCSIをサポートする。--- 仮想化ストレージデバイス
- NetBSD/s390 --- IBM System/390 (32ビット)のポート。Herculesに移植することから始められるのでないか?
- NetBSD/s390x --- IBM System/390x (64ビットzSeries)のポート。Herculesに移植することから始められるのでないか?
- NetBSD/evbnios2 -- Altera Nios 2 CPUを搭載した評価ボードのポート。qemu-system-nios2に移植することから始められるのではないか。
- Apple APFSをサポートする。--- APFSなディスクを読み書きしたい。
- L4NetBSDを実現する。 --- L4LinuxのNetBSD版。
- JFFS2ファイルシステムをサポートする。
- Wi-Fi Directを使えるようにする。 --- 最終的にがMiracastを使って画面を送受できるようにしたい。
- 複数のwsdisplay(4)をサポートする。 --- udl(4)をNetBSD/amd64なラップトップに接続して両方でwscons(4)コンソールを使いたい。
- USB Attached SCSIなUSB mass storage deviceをサポートする。 --- qemuにUASなmass storageがあるので実物は不要。
- ipheth(4)をFreeBSDから移植し、iPhoneでテザリングできるようにする。--- iPhone/iPadでUSBテザリングしたい。
- Thunderboltのホットプラグをサポートする。 --- PCIのホットプラグということなのか?
- vnd(4)でqcow2の読み書きをサポートする。 --- qemuのqcow2形式のディスクイメージを読み書きしたい。
- NFSv4をサポートする。 --- NFSv4以降を読み書きできるようにして欲しいし、NFSv4サーバーにもなって欲しい。そうすることで、WindwosからもNFSマウントできるようになるはず。
- Toshiba/dynabookに内蔵されているACPI Bluetooth host controllerをサポートする。 --- USB接続ではないBluetooth host controller。FreeBSDはサポートしているように見える。
- Hyper-Vのvideo driverのDRM/KMSをサポートする。 --- Hyper-V環境をデスクトップ環境として使うために。
- Oracle Cloudでvioscsiなディスクが認識されないのを直す。 --- Free tierのあるOracle Cloudでvioscsi(4)接続なディスクが見えない。
- ZFSをroot file systemにできるようにする。 --- mfsを使うことなくZFSをroot file systemにできるようにしたい。
- pms(4)のSynapticsサポートでPanasonic Let’s NoteのTouchPadが上手く動かないのを解消させる。
- SMB2をサポートする。 --- SMB1をmountする機能は削除されてしまった。
- センサー用のフレームワークを用意する。 --- ラップトップやWindwosタブレットにもセンサーは搭載されているので、それをサポートするフレームワークが欲しい。
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