この記事は、NetBSD Advent Calendar 2019の22日目の記事です。
はじめに
ちょっと目を離した隙に、Jupyter NotebookがNetBSD/amd64-currentで動かなくなってしまっていたので、 The pkgsrc guideのEPUB版を作る話を書きたいと思います。
以下で作成したEPUBファイルの動作は、iPad Pro上のApple BooksアプリのEPUBビューアー機能で確認しました。
EPUB版The pkgsrc guideを作成する前提条件の確認
2019年1月4日12:15 (UTC)くらい以降のpkgsrcツリーのpkgsrc/doc/guide
ディレクトリーで作業する必要があります。
distinfo
ファイルに、pkgsrc-guide/htdocs-share-20200104.tar.gz
ファイルが登録されていれば大丈夫です。
The pkgsrc guideの生成
The pkgsrc guidleは、以下の形式で作成することができます。
括弧内は、OUTPUTS
変数に設定することで生成対象にするときの名前です。
- 1つのHTMLファイル (html)
- 章毎に分かれたHTMLファイル (html-split)
- PDFファイル (pdf)
- プレインテキストファイル (ascii)
- EPUBファイル (epub)
標準では、EPUBファイルは生成されません。明示的にEPUBファイルを生成するようにOUTPUTS
変数に指定する必要があります。
つまり以下のように実行します。
$ cd /usr/pkgsrc/doc/guide $ make OUTPUTS=epubこうすると、
${WRKSRC}/pkgsrc.epub
としてEPUB版のThe pkgsrc guideが生成されます。
今後について
The NetBSD guideも少しの修正でEPUB版を生成できるはずですので、 試してみたいと思います。
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